Spelling Amphisbaena
Japanese アンフィスベナ、アンフィスバエナ、アムピスバイナ、 ソウトウダ(双頭蛇)
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Description

アンフィスベナとは、「両方向に進める」という意味で、

体の両端に頭がある奇妙な蛇である。

初期の姿は、両端に頭があること以外は普通の蛇のようだったが、

紋章に描かれるようになると、足がつけられ、

やがてコウモリのような翼を持つようになり、

最終的には、ワイヴァーンのような美しいプロポーションとなった。

 

プリニウスの「博物誌」の中に この蛇についての記述があるが、

アンフィスベナはエチオピアのリビア砂漠に棲む1m程の毒蛇で、

緑色をしていて、 その毒を敵に向かって吹きつけることができ、

毒を吐くのに1つの頭では足りないようだと記されている。

これは実はバジリスクのことだとも言われているが、

アフリカにはドクハキコブラという、

毒牙の穴が前向きになっており、その名の通り

毒を敵に向かって吐き出すことができるコブラがいる。

ただでさえ猛毒で恐ろしいコブラが、

毒を吹き付けるという衝撃からこのような怪物が生まれたのかもしれない。

 

和名ミミズトカゲには、アンフィスベナという名がつけられている。

手足がなく、一見するとどちらが頭かわからない。

また、双頭トカゲとも呼ばれる、尾が頭の形をしたトカゲも存在し、

尾を狙われやすい頭部に見せることにより、捕食者の目を欺くことができる。

しかし、このトカゲはオーストラリアに生息するため、アンフィスベナのモデルになったとは考えにくい。

 

アンフィスベナは両端に頭があるため、それぞれが勝手に動くわけにはいかず、

移動するときにはどちらかの頭が方向を決め、

もう一方は自分の行きたい方向を諦めなければならない。

そのため「二者択一」はアンフィスベナに例えられる。

 

アンフィスベナが眠る時には、片方ずつの頭が交代で眠り、

その間もう一方の頭が起きているため、常に周囲を警戒することができる。

 

幻想世界には、しばしばツインヘッドスネークという、二つの頭をもつ蛇が登場する。

これもソウトウダと訳されるが、単に首が2本あるだけの蛇なので、 アンフィスベナとは全くの別種である。

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