Spelling Cherubim .Cherub. Chelub
Japanese ケルビム、ケルブ、チテンシ(智天使)
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Description

天使には九つの階層があり、上級三隊、中級三隊、下級三隊、の三つに分かれ、

ケルビムは上級三隊第二位の天使である。

ケルビムはケルブの複数形だが、上位の天使ほど通常複数形で呼ばれる。

 

上位の天使は奇怪な姿をしたものが多いが、

ケルビムは絵画において、子供の顔の下に1対の翼があり、その下はなにもない、

つまり翼の生えた頭の姿で描かれることが多い。

一般的には、グリフォンもしくはスフィンクスの姿をしていて

守護者として門前に一対のケルビムの像が飾られる。

 

エゼキエル書には、燃えるように輝く雲と激しい風の中

正面に人間、右にライオン、左に牛、そして後ろには鷲の4つの顔を持ち、

4枚の翼の下には四本の人間の腕があり、

直線的な足の先は子牛に似るという、想像しがたいケルビムを見たとある。

さらにその下には4つの2重になった車輪があったとされるが、

この車輪はケルビムの体の一部ではなく、

オファニム(Ofanim)トロネ(スロ−ンズ.Thrones)座天使などと呼ばれる

(また、車輪という意味のガルガリン.Galgalimとも呼ばれる)上級第三位の天使と思われる。

この車輪は緑色で2重になっており、沢山の眼がついていた。

どの方向に進む時にも体の向きは変えず、そのまま四方に動くことができた。

そのため顔や車輪等が4つあるのだと思われる。

ラファエロによる「エゼキエルの幻視」にはエゼキエルの見たケルビムが描かれており、

ケルビムを描いた作品として特に有名だ。

本来の怪物のような容姿は絵画的表現のため、四種の動物は別々に描かれている。

 

ケルビムの役目は神の御座を運んだり、神の戦車を引いたりすることだが、

エデンの園の東の門を護るともされ、彫像のように微動だにせず門を見張っている。

そのためアッシリアの神殿等の入り口には、番人としてのケルビムの姿も見られる。

これらのケルビムはスフィンクスやコマイヌ等と同一の起源を持つ存在と考えられる。

 

ピッティ美術館 ・ ラファエロ作 ・ エゼキエルの幻視

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