Spelling Sirrush, Mushus, Mushuss, Mushussu, Mushhushshu, Mushrush,. Musrussu. Dragon of Marduk, Dragon of Ishtar, Dragon of Bel
Japanese シルシュ、ムシュシュ、ムシュス、ムシュフシュ、シュルシュ、ムシュフシュシュ、ムスルス、マルドゥクのドラゴン、 イシュタルのドラゴン、ベルのドラゴン
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Sphinx

Description

1902年に、ドイツの考古学者が、 バビロンの廃墟でイシュタル門を発見した。

これは約紀元前600年頃の キング・ネブカドネザル二世の時代に建てられたというが、

バビロンが滅亡して以来は誰にも知られることはなく、 広大な砂漠に埋もれたままだった。

 

その門は3種類の動物のレリーフで飾られていたが、 それはライオンと野牛、

そしてもう1つは全く未知の動物であった。 それはシルシュという名で、

(名前の表記の数が多いのは、シュメール語は読み方が複数あるため)

その容姿は4本脚で鱗に覆われた長い体、長い首、サソリのような尾を持っていた。

前足は猫科動物に似ていて、後足は鳥類のようである。

頭部は2つに割れた舌をもつヘビのようだが、前方に巻いた耳と、まっすぐな角があった。

それは真横を向いていたため角は1本しか描かれていないが、

後に銅像が出土し実際には2本角である事が明らかになった。

 

3種の動物は、どれも写実的に描かれている。 ライオンと野牛は明らかに実在する生物だ。

では シルシュはどうだろう? 空想の動物とは殆どが時代と共に姿を変えていくものである。

しかし、シルシュは大昔から常に同じような姿をしていた。

ということは、この未知の生物も実在する可能性がないとは言い切れない。

多くの生物学者が、これは恐竜の生き残り 「モケーレ・ムベンベ」ではないかと考えている。

ネブカドネザル王の記述によると、 シルシュはバビロンの言葉で竜もしくは大蛇を意味し、

実際に王はベル(当時信仰されていた神)の寺院で 竜を飼っていたという記録を残している。

しかしその竜は、怪物のように強力ではなかったようだ。

バビロンの人々はそれをベルの竜として信仰していたが、

ヘブライ人の予言者ダニエルはそれを否定した。

ネブカドネザル王はダニエルを 殺してしまおうと竜を突きつけたが、

ダニエルは竜に毒(もしくは消化できないもの)を食べさせ、その竜を逆に殺してしまい、

それが神ではないことを証明してみせた。

このことからも、この竜は小型竜脚類の モケーレ・ムベンベだっったとしてもおかしくはない。

もっとも、ダニエルは神に守られていたために、 死ななかったとも言われているが。

 

レリーフとモケーレ・ムベンベの姿はかなり違ってはいるが、 それは仕方のないことだ。

モケーレ・ムベンベはコンゴに生息しているため、バビロンの人々が日常的に目にすることはなかった。

しかし、シルシュの絵を現地コンゴの住人に見せた所、

これはモケーレ・ムベンベに違いないと言ったらしい。

 

もちろん、シルシュ=ムベンベというのは一つの仮説にすぎない。

シルシュは、ネブカドネザルよりもはるかに古い

バビロンの第一王朝の時代の神話に登場している。

シルシュはかつて、 主神マルドゥクと敵対する竜の女王ティアマットが率いる、

11匹の怪物集団の一員だった。 しかし、ティアマットの軍勢が敗北してからは、

マルドゥクの配下となったらしく、 背にマルドゥクを乗せた姿も描かれている。

その後は守護者として 城門や護符などに浮き彫りにされるようになった。

もっとも古いシルシュは、 アッカド王朝時代(紀元前2400年頃)の 円筒印章に描かれたもので、

嵐と戦の神ティシュパクが騎乗していた。本来は神聖な騎乗用動物だったのかもしれない。

 

ティアマットの軍勢にはシルシュから足を取り去ったような姿をした、

ラハム(ラハブ)、など怪物もいるが、

これらはシルシュの兄弟にあたり、 ティアマット軍として、 マルドゥクに挑み、戦死した。

このヘビ達の体内は、 血液の代わりに毒液で満たされているといわれる。

モケーレ・ムベンベを捕らえその肉を食べたという報告もあるが、

食べた者は全員中毒死してしまったと言う。 全身に毒を持つ恐竜など想像し難いが、

やはり彼らが食べたのは猛毒の蛇 シルシュだったのかもしれない。

 

北シリアのハラフ文化出土品のスフィンクス像は、鳥の脚をもち、

サソリやヘビのような特徴も持っていた。

スフィンクスが伝わった際に ムシュシュと混同されたものかもしれないが、

ムシュシュは、スフィンクスと同じ起源をもつものかもしれない。

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